#02 わたしの妊娠・出産・育児【パニック障害でもなんとか家事・育児する方法】
※事前情報:わたしの現状※
20年前から嘔吐恐怖からくるパニック障害・広場恐怖・予期不安となる。
嘔吐恐怖は、自分のも人のもダメ。(ドラマなどの映像もダメ。アンサングシンデレラ多かったなぁ。。宮崎アニメ、カオナシ見られない。)
自分は40年以上戻してないが、吐き気でパニックのスイッチが入ることが多い。
(あとは、運動による心拍数上昇や猛暑もパニックのトリガーになる。)
服用している薬は、20年ずっとデパスとプリンペラン、ときどき漢方やニンニク玉なども服用。
外出するときは、どんなに近くでも、薬と飲み物は必須。
外出中はほぼ何も食べない。出かける前もほぼ食べない。なので必然的に旅行に行くと痩せる。w
(食べなければ、気分が悪くなってもなんとかなると思い込んでいる。)
出かけない日も、デパスを食前に飲まないとモリモリ食べられない。
薬とは上手に付き合ってきたと思っている。(心療内科やカウンセリングの先生に感謝。自分1人でなんとかしようと思ったけど、無理でした。早めに頼ってください。)
妊娠
結婚前からデパスを飲んでいました。
1人目を妊娠したのは31歳。2人目は36歳。
デパスを飲んでいたのと、双角単頸子宮というハート型の子宮だったので、「ハイリスク妊婦」でした。
妊娠がわかった時は、「デパスはよくないかも。赤ちゃんのために止めよう。」と頑張りましたが、2日も持ちませんで、普通に(場合によっては普通以上に)服薬してしまっていました。
産婦人科の先生も、「飲むと決めたなら、悪いことをしてるとは思わないで自信を持って。もし赤ちゃんに何かあっても、それは薬のせいじゃないという気持ちでね。」とアドバイスをいただきました。
「こんなママを選んできてくれた赤ちゃんだもの。大丈夫。」と、なぜか自信がありました。
幸い、つわりもそんなに酷くなく、妊娠中は比較的ラクにすごせました。
そして不思議なことに、パニック発作がほとんど起きなかったんです。
(いろいろなかたのブログを読みましたが、妊娠中は安定しているかたが多く感じました。)
母になる自覚なのか、赤ちゃんがいることで強くなるのか。不思議なものですね。
出産
1人目の出産前は、産婦人科の先生にお時間を取ってもらい、
・パニック発作や気持ち悪くなったときの対処
・胎盤は見せないで
・産まれた後の赤ちゃんの吸引器で吸うところも見せないで
などを事細かにお願いした、やっかい妊婦でした。w
1人目は、そこそこ大変でした。
結構時間がかかり、私も赤ちゃんも体力がなくなり、最終的に、陣痛促進剤&鉗子分娩でした。
出産中も、分娩台でデパス飲んだり、吐き気止めのプリンペランを点滴してもらったりしてました。
出産中はパニック発作は起きませんでした。
正直、それどころじゃないです。w
(が、病室に帰った後、ほっとしたのか、過呼吸とパニック発作に襲われました。。体力的にしんどかった出産でしたから。。心拍数が上がると発作が起きるタイプなので。)
2人目は、超安産でした。
病院に向かっているときに、陣痛が5分間隔くらいになって、手が痺れてきたのでデパスを飲みました。
その後、子宮口全開で病院に到着。私服のまま分娩台です。w
「陣痛きました。いきまーす。」という感じで数回いきんだだけで、元気に産まれてくれました。
(2人目は体力が余っているくらいだったので、病室に帰った後も、パニック発作などは起きませんでした。)
デパスが原因かわかりませんが、2人とも予定日より1人目は10日早く、2人目は2週間早く産まれました。
デパスを飲んでいると、赤ちゃんも眠くなって産声を上げないかも、と先生に言われていましたが、2人とも元気な産声を聞かせてくれました。
育児
授乳
1人目を出産した病院では、1日か2日、母乳で授乳体験?させてもらったあとは、薬の影響を考えて断乳し、ミルクで育てました。(入院中から母乳を止める薬をもらって飲んでました。ちょっと悲しかったです。。)
2人目を出産した病院は、母乳育児を大切にする病院で、デパス飲みながらでも母乳で良いということで、2歳前までずっと母乳メインで育てました。
病院によって方針が違うので、母乳育児でいきたいかたは、その辺りも相談してみると良いと思います。
産後うつ
これは、パニック持ちでなくてもなるかたもいますので。
もれなく私は1人目でなりました。
赤ちゃんのお世話でほぼ1日が終わる。社会との関わりがないのも辛く、家事もまともに出来ず、中途半端な毎日を過ごしていると感じ、涙涙の日々を過ごしてました。(今思えば、赤ちゃんのお世話だけで十分な過ごし方です、うん。)
旦那さんが帰ってくるまでの時間を、本当に待ち遠しく思っていました。
(時計とにらめっこしてました。)
赤ちゃんと私の一対一が、どうにも辛かったです。
3歳になる歳になり、幼稚園に通ってくれた時、どんなに心が安らいだことでしょう。。(行かせたら行かせたで、病気もらってきてましたけどね。。で、そこでまた不安になるという。。)幼稚園の先生、神です。w
2人目は、家の引越しと重なり、バタバタ落ち着かない日々でした。
在宅での仕事も少しずつスタートしてたので、抱っこしながら片手でキーボード打ったりしてました。夜中に起きてホームページ作成したり。w
私には、仕事(在宅)があって良かったです。
2人目はそんなにうつ状態にはなりませんでした。育児漬けよりも、別なことをしている充実感があったのかもしれません。
ですが、私は食欲よりも睡眠欲が強い人間なので、寝不足が一番しんどかったです。
全然寝てくれない、産まれて半年も経ってない人(赤ちゃん、ですね。しかも我が子です。汗)に、
「とっとと寝なさいよっ。いいかげんにしろっ。」ってものすごい大声で怒鳴ってました。
(もともと器の小さい人間なんです。。怒鳴らないお母さん、本当に尊敬します。。もっと若い頃産んでたら、ニュースになりかねない事を起こしていたかもしれません。これは誰しも思うことですかね。。)
嘔吐恐怖と育児
子供との生活で、一番怖いのがこれでした。
ミルクのときは、戻されても全然平気でした。(白一色だから。w)
離乳食も、まあまあ大丈夫でした。
普通食になると、ダメでしたね。。
小さい時は、その辺に突然戻すじゃないですか。。茫然自失。。固まってました。。子供の頭を撫でながら、ほぼほぼ旦那さん待ちでした。。
(その後、きれいに掃除したあとも、そこには近寄れなくなります。)
子供たちが少し大きくなったとき、カウンセラーの先生と相談し、子供たちに「ママは苦手なことがあります」という手紙を書きました。
君たちが戻してしまったとき、ママは逃げてしまうかもしれない。
でも君たちを嫌いになったわけではなく、それが苦手なだけなのです。
2人も苦手なものあるでしょ。ママはそれなんだ。ウンチ漏らしちゃった時はお掃除できるよ。その時はまかせてね。
どうしても仕方ないときは、戻してもいいからね。
大好きだよ。
と、それぞれの年齢に合わせて、わかりやすく伝えました。
読み終わった後から、子供たちは変わりましたね。
一緒にテレビとか観ていて、そういうシーンがあったりすると、「ママ、見ないでっ」と言ってくれたり、それとなく消してくれたり。
まあ、それを伝えた後も何度か戻しましたがね。。こればかりは仕方ない。
でも、苦手であることを伝えてあるだけで、私的には精神的に楽になりました。
(できる範囲で対応しています。)
子供が大きくなっても、このドキドキは、子供と一対一のときは変わりません。汗 (これを書いているだけで、ものすごい動悸。。やっぱ苦手だー。ふぅ。。)
ひとまず、まとめ
このブログは、デパス飲んでても赤ちゃんには影響ないです。元気な赤ちゃんが産まれますから大丈夫です、というものではありません。
あくまでも私の場合のお話です。
病院の先生や旦那さんとよーくよーく相談してくださいね。
でも、何か質問などがある場合は、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
パニック持ちでも、抗不安薬を飲んでいても、普通より大変かもしれませんが妊娠・出産・育児(継続中)できました。
普通と言われているかたたちだって、子供を産み育てることは大変なことですから、気負わずいきましょう。(と、1人目産んですぐの自分に言いたい。。w)
信頼できる病院の先生と、旦那さん、両親(義両親含む)の理解あってこそだったと思います。感謝しています。ありがとう。